
2026年1月25日、日本中が愛した上野動物園の双子パンダ、シャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)が、中国への返還前最後となる観覧日を迎えました。日本国内で飼育されているパンダはこの2頭のみ。27日の出国を機に、日本国内では約半世紀ぶりに「パンダ不在」という異例の事態となります。
1. 「抽選倍率20倍」最後の一目にかけるファンの熱意
東京都が昨年12月に返還を発表して以来、上野動物園には別れを惜しむファンが殺到しました。一時は5時間を超える行列ができるなど、その人気は衰えを知りません。
最終日となったこの日は、完全事前抽選制。わずか15分間の特別枠(100人)を含む観覧枠には応募が殺到し、抽選倍率は20倍を超える超狭き門となりました。当選した幸運なファンたちは、白黒の愛くるしい姿をその目に焼き付けようと、静かに、しかし熱い眼差しを向けていました。
2. 上野で生まれ、愛された「パンダ一家」の物語
シャオシャオとレイレイは2021年、父リーリーと母シンシンの間に誕生しました。2023年に返還された姉・シャンシャンの弟妹として、コロナ禍の日本に明るいニュースを届けてくれた存在です。
パンダは中国からの貸与という形をとっているため、日本で生まれた子も返還が義務付けられています。昨年9月には両親であるリーリーとシンシンも一足先に中国へ帰国しており、双子の出発によって上野、そして日本からパンダの姿が消えることになりました。
3. 半世紀ぶりの「パンダ不在」…今後の見通しは?
1972年の日中国交正常化以降、常に日本のどこかで愛されてきたジャイアントパンダ。かつて16頭もの大家族を誇った和歌山・アドベンチャーワールドのパンダたちも、昨年6月までにすべて返還されています。
国内パンダが「ゼロ」になるのは、最初にパンダがやってきて以来50年以上で初めてのことです。上野動物園の中山直樹園長は、これまで30頭以上のパンダが繋いできた絆を振り返りつつ、感謝の意を表しました。
> まとめ:
> 27日の中国・四川省への旅立ちをもって、ひとつの時代が幕を閉じます。再び日本の土を踏むパンダが現れるのか。寂しさを抱えつつも、ファンは双子の輝かしい未来を願っています。